WORKS

森林公園の家

所在地

埼玉県東松山市

用途

一戸建ての住宅/夫婦2人

構造・規模

木造、平屋建て

敷地面積

200.02㎡

延床面積

89.17㎡

構造設計

studio83  辰巳 雄一

施工

マゴメ工務店

竣工年

2026年

撮影

楠瀬 友将

夫婦2人で暮らす自邸です。
敷地はへの字に曲がった道路に面し、台形をしています。道路の反対側には小さな公園があり、周囲の家と正対することなく、空間が抜けているロケーションが気に入りました。
200㎡(60坪)の土地ですが、広い庭やテラスは必要ないため、生活が楽な平屋建ての家を建てることにしました。

平屋で安心して暮らすために
平屋建ての場合、外部からの視線や音、窓を開けた時の砂埃、物干し場や窓のセキュリティなど、気になることがたくさんあります。これらを気にせずに暮らせるように、窓はできるだけ少なく、すべり出し窓やはめ殺し窓(開かない窓)にして気密性を高め、大きな窓は外から覗かれないように高い所につけました。洗濯物は風抜き窓を設けた出窓で室内干しをしています。

最小限の窓で心地よく暮らす
この家は外壁面の広さに対して窓が少ないのが特徴です。日中を過ごす場所以外は暗くても電気を付ければよいと割り切り、窓からの熱の出入りや結露をできるだけ抑えることを優先しました。窓はほとんど開けず、外部に対しては閉じたつくりですが、大きな窓から光が入り、空が見えることで、室内には思いのほか開放感があります。また、珪藻土の壁や木を使った内装が気持ちのよい空気を作ってくれていると感じます。珪藻土の壁は、友人や仕事仲間に手伝ってもらい、自分たちで塗りました。

間取りと屋根の形
プランニングの大きな要素は、①できるだけ広いリビング、②夫婦がそれぞれに過ごすスペース、③趣味のゴルフの練習や遊びができる部屋、の3つでした。台形の敷地にこれらを納めるため、玄関ホールを介して角度を変えた2つのボリュームに分かれています。そこに1枚に連なる屋根を掛け、屋根の形が見えるように構造材現しの天井としています。部屋をつなぐための廊下は作らず、屋根の高さを活かして小屋裏収納や光を取り入れる吹き抜けを設け、1つの屋根の下にある空間をめいっぱい使っています。